2011年4月26日火曜日

ステカを知ろう(2)

ステカは何が便利か

ステカの便利な所はと一言で聞かれたら

パソコンで作成したデザインを実際の形に出来る所でしょう。

通常パソコンの中でデザインした物はプリントすれば印刷にはなりますが、

紙に印刷された印刷物は内容を伝える以外にはあまり役にたちません。

ステカの良いところは本当に物を切る訳ですから、それを活用していろいろな物を作
る事ができます。

また、もう1つの特徴として実際刃物を使ってカットするのでその線は非常にシャープ

言い方を変えるとパソコン内で作成したデジタルのデータをアナログ化する道具と言
う事もできます。

印刷のシャープさをDPIと言う単位で表しますが、これは1インチの中にどれだけの
ドットが入っているかつまり点の集まりで点が細かい程微細になりシャープに見える
訳です。

ところがステカなどのカッティングプロッターでは実際に刃物で線分を切る訳ですか
らDPIになりませんつまり言い方はおかしいかもしれませんが本当の線でデザインは
描かれる訳です。

シンプルな機械ですが、この点がとてもすぐれた所だと思います。

2011年4月22日金曜日

ステカを知ろう(1)

ステカはカッティングプロッターの一種です。

パソコンの出力機器の一種です。

出力機器と言うと、プリンターを思い出すと思います。
プリンターは祇などにインクを用いて印刷をおこないますが、
カッティングプロッターはパソコンで作成したデザインを元に作業をおこないます
が、実は何も出力はしません。
カッティングプロッターは小さなカッターを持っていて、パソコンで指示された通り
にそのカッターを動かすと言う機器です。

 カッターはとても小さく、切れる厚さは0.1mm程度...
 パソコンのデータの通りに切るやれる事はこれだけ、でもじつは
 切る素材を変える事でこれがとてもいろいろな事に役立ちます。

 ・マーキングシートなどのカット
 ・マスキングフィルム
 ・アイロンプリントシート
 ・祇
 ・その他フィルム

薄い物なら何でもカットできる

これ凄いでしょう


カッティングプロッターの仕組みについて

仕組みはいたって簡単一言で言えば、カッターがX方向、Y方向に動くその動きをパソコンから制御できる...


上のステカの写真をご覧ください。写真の上部にある黒いのがカッターのついている部分です。
これが本体の横方向、写真だと上から下へカッターを移動させます。これがX方向
 ステカの場合動く範囲はX方向がSVー8では160mm、SVー12では250mm、SVー15では340mm
そして写真だと中央にある丸い棒がシートを抑えてシート左右に動かします。これがY方向


Y方向は全機種1000mm

つまりこの範囲をカッターが動いてカットできる訳です。

この2つの動きをパソコンで制御してシートをカットする訳です。



黒いのがカッターのついているカッターホルダーです。


ホルダーの前にある丸い棒がシートを奥に巻き上げたり、手前に巻き出したりシートを動かします


カットする場合はカッターを下ろした状態でX方向にカッターを移動

Y方向にはシートを動かすことでシートをカットすることが出来るわけです。