はじめての方 これを見れば使い方の一連の流れが解かります。
(1)付属のパソコンソフトで、デザイン
(2)ステカにシートをセット
(3)カット
(4)粕取り(いらない部分を取り除く)
(5)アプリケーションシートを使って文字がばらばらにならないようにして貼る...
預かったミニ・ギターに
そこの店名と
月例でおこなっている「きっかけライブ」をデザインしてみました。
ステカがあればこんなのも手軽にできます。
ちなみに使用しているシートはNXシリーズです。
いかがでしょうか?
最近、切り文字が注目されています。
一見切り文字と地震対策は無関係のように思いますが。
実は、窓ガラスなどに切り文字でPOPを施して置けば
地震の時のガラスの飛散を切り文字がつなぎとめてくれると言う訳です。
ホームセンターなどに売っている、飛散防止フィルムなどを貼ると言う手段もありま
すが、
これでは宣伝や表示の効果はありません。
そこで切り文字によるPOPをガラスに施す事で日常的な商業効果を得ながら、いざ
と言う時にはガラスの飛散も防止できると言う一石二鳥と言う訳です。
ステカを使用すれば、それが比較的安価にしかも手軽に実現できる訳です。
また、季節や商品の入れ換えなどでPOPを変更するなども手軽に行なえるのも魅
力!!
カット速度はカッティングプロッターを使用して品質の良いカットを行なう上でポイ
ントとなる要素ですが、ステカを使用していて、カット速度を調整する事はあまり経
験が無いかと思います。
なぜかと言うとステカのカット速度は十分ゆっくりに設定されているので、通常それ
以上ゆっくりにすると言うことはあまり必要がないのです。
それでも、シート(厚い、硬い...)によっては、さらにゆっくりとカットする必要
がある場合もあります。
前回でもちょっと触れましたが、特にカット速度が影響するのがシートの下にある糊
の層のカットです。糊はその性質状すばやくカットするととても抵抗が大きく、ゆっ
くりカットすれば小さな力でも切れます。
ステカで一般的なシート(ステカワールドのNXシリーズ、SXシリーズ)を使用す
る場合は特にカット速度を調整するなどを考えなくても大丈夫かと思いますが、
使用するシート(厚い、硬い...)によって、またシートも古くなると表面も糊も硬
化してくる場合がるので...、糊の層もきちんとカットするために、カット速度の調
整が必要になる場合があります。ただし古くなるって硬化したシートは全体が均一に
硬化する訳ではないため、均一に綺麗にカットするのは難しい場合もあります。
また、小さく精密なカットをする場合には、十分にカット速度をさげて作業したほう
が、一般的に良い成果が得られるようです。
前回お話したように、ステカで使用できる替え刃は蛍光・反射用、小文字用の2種類
あります。
2つの刃は、オフセットが異なっていて、
これの値は、機器で設定したり、ステカの場合はこれはソフトで設定します。
蛍光・反射刃が0.3mmに対して半分の0.15mm
この値が異なると角がきちんと切れない不具合が生じます。
その他の調整として一般的には
・刃圧
・刃の出し加減
・カットスピード
がありますが、ステカは刃圧は一定で調整は出来ないので、主に刃の出し加減とカッ
トスピードで綺麗にカットできる用に調整をおこないます。
刃はカッターホルダーにセットして使用しますが、このカッターホルダーは先端が
ネジ式になっていて刃の出し加減が調整できます。通常はカットするシートの表のフ
ィルムの厚さ+糊の厚さ+α程度刃を出します。刃をあまり出しすぎると、裏紙まで
切る事になります。裏紙の材質は紙なので、フィルムに比べて切れ憎く特に先端が摩
耗する事になり、刃の出しすぎは刃の寿命を縮めることになりますので、丁寧な調整
が必要です。
調整の網1つの要素にカットスピードがあります。カットする上ではカットスピード
が早いにこした事はありませんが、刃に加わる圧力は一定なのに対して、フィルムと
糊を刃でカットするために刃の切れ味が衰えてくると、どうしても早く切ると切れた
り切れなかったりという症状が出たたり、特に早く引くとフィルムが切れても糊の層
が綺麗にカットされなかったりします。
そこで、刃の切れ味に合わせて、刃の出し加減とカットスピードの調整する必要があ
る訳です。
シートや糊の材質によってもこれらは変わってくるので、特にシリーズの違うシート
をカットする場合には適性な調整が必要となります。
(1)刃の選択
標準刃、蛍光・反射
(2)刃の調整
1.刃の出し加減
2.カット圧の調整
3.カット速度の調整
(3)材料の選択
それでは順番にお話してゆくことにしましょう。
(1)刃の選択
ステカで使用できる替え刃は(標準刃)、蛍光・反射用、小文字用の3種類ありまし
た。
現在のSVシリーズ以前は標準刃を付けて販売されていました。現在のSVシリーズ
は蛍光・反射用の刃が付属して販売されています。
ステカワールドでは以前から価格がほんの少し高いだけで、カットの性能も耐久性
もまさっている、蛍光・反射刃を推奨してお薦めしておりました。ちなみに私も通常
は蛍光・反射刃を使っています。
もう一つの選択枝で小文字用の刃があります。これはオフセットの値が蛍光・反射刃
が0.3mmに対して半分の0.15mmとなっていて、蛍光・反射刃にくらべ小回り利きやす
く、小さな径もカットし易い事から小文字用となっていますが、小さな径がカットで
きると言う事は刃も小さく鋭利さも求められる訳で、その分扱いには注意が必要、カ
ットのスピードを十分に落とすなどしないと刃先を破損するなどのトラブルも...
刃先の話はこれくらいにして、次は調整の話をします。
では!!